皆さんこんにちは!SHIO-KEN(しおけん)です!
そろそろ2020年のフィッシングショーに向けて、新製品の情報が飛び交う時期ですね!
新製品が出てくると、ファーストインプレッションしか情報が出ないですよね?
ある程度の期間実際に使い込んでみないと、物の良し悪しは分かりにくいと思います。
そんな中、新製品とは言えないロッド「ダイワ エアエッジ 6101MB・E」の2年半以上の使い込みインプレを決行したいと思います!
ちなみに、細かいスペックはダイワのHPを見てくださいね!スペックと謳い文句で文字数稼ぎはしませんw
エアエッジ 6101MB・Eを丸裸にします。
Contents
結論 1/4oz〜3/8ozのルアーなら何でもこなせる。
いきなり結論から行きます。ズバリ1/4oz〜3/8ozのルアーならハードベイト・ソフトベイト問わず、それなりにこなせてしまいます!!
リールをベイトフィネス系と組み合わせれば、1/8ozクラスのスモラバや1.8グラムのネコリグも、かなりの次元でこなしてしまいます。
というか、SHIO-KENはもっぱらこの使い方がメインになっています。
ティップが柔らかすぎないので、スモラバやネコリグでカバーに絡めてもスタックを外すのが楽で使いやすいです!
こういうロッドって、トリプルフックのルアーは苦手な傾向ですが
クランクベイトとかジャークベイトも意外とバラシません。
あと、皆さん気になる感度ですが、何も問題ありません。
と言うより、最近のそれなりの価格のロッドで感度悪いロッドってあるのでしょか??
それぐらい最近のロッドは優秀だと思います。
ロッドの操作性も中々で、ロッド自体が軽いので細かいシェイクもやりやすいです。
でも、使い始めは若干ティップを重く感じましたが、軽いリールを組めば問題無しですw
トータルの性能としては、本当に20年前のハイエンドクラスを超えてます。すごい時代になったもんだなぁ。
ロッドの高性能化=材料の高性能化です。カーボンメーカーの進歩がスゴイですね。
薄く巻いて軽量化しても壊れない、強度がある材料になってるんですね。
それでないと、ここまでの軽量化はできないでしょう。カーボンシートと含浸させる樹脂の進化が著しいですね。
最近出始めた、ダイワのコンパイルXナノプラスなんかも、
東レがカーボンプリプレグに使っている樹脂のナノアロイテクノロジーから来ているんでしょうね。
シマノのワールドシャウラも東レのプリプレグ使ってますね。
話しが脱線しましたが、エアエッジ の詳細インプレです!
6101MB・Eで使えるオススメルアー
スピナーベイト
一番使い心地が良いのは、3/8ozのスピナーベイトです。
ロッドのパワー・アクション共に一番しっくり来ます。ブレードの振動も良く感じ取れます。
キャスタビリティも合格点です。長くて投げにくい人は
短い方の661MB・Eがオススメですよ。
ウィードにガンガン絡めたりとかの使い方でなければ、6101MB・Eはスピナーベイトにベストマッチですね!
スモラバ
ベイトフィネス系のリールと組めば、1/8ozのスモラバがオススメ!
ラインは8〜10lbを組み合わせてください。
1/8ozのスモラバは、このロッドくらいのティップの硬さが一番使いやすいです。
スタックも外しやすく、感度も中々なので上々の組み合わせですね!
ちょっとキャストしづらいけど、ピッチングメインの使い方にすれば強力な武器になります!
ネコリグ
1.8〜2.2グラムのシンカーで4〜5インチクラスのストレートワームのネコリグもオススメです。
しっかり底を感じ取れて、尚且つ細かい操作も出来るので重宝します。
ネコリグは引き抵抗が大きいので
このくらいの硬さのロッドが実は一番使いやすかったりします。
ラバージグ
ラバージグは5〜9グラムの比較的コンパクトなタイプがマッチします!
特にオススメは5〜7グラムのラバージグ!
操作性、感度共に申し分無いです。
スタックしても、このぐらいのウェイトなら外しやすいですよ!
9グラムのラバージグだと濃いカバーでスタックした時に外せません。
なので9グラムを使う時は比較的ライトカバーを狙います。
9グラムをメインにしたいなら6101MHB・Eが良いですよ。
クランクベイト
クランクベイトは3/8oz以下で、引き抵抗があまり重くないシャロークランクが使いやすいです。
クランクベイトなどのトリプルフックのルアーだけに焦点を絞るなら
断然グラスや低弾性カーボンのロッドがバラシにくいですが
この6101MB・Eは及第点ですね。
トップウォーター
1/4oz以上の重量があれば、トップも快適です!
ポッパーやペンシルベイトをキビキビ動かせます!
小さめのバズベイトなんかもキャストしやすいし、フッキングも決まります。
テキサスリグ
テキサスリグとも好相性!3.5〜5グラムのライトテキサスがオススメです。
SHIO-KENはテキサスのスイミングがお気に入りで良く使っています。
組み合わせるリールでロッドの性格が変わる
φ34スプールならオールマイティ。φ32ならベイトフィネスロッドに変化
このロッド、組み合わせるリールで使い方を変えることが出来る稀有なロッドです。
φ34クラスのスプールを搭載したリールと組み合わせると
中量級のバーサタイルロッドになります。
φ32クラスのスプールを搭載したベイトフィネスリールと組み合わせれば
少し重めのルアーのベイトフィネスロッドに変身します。
SHIO-KENはSVーLight LTDと組み合わせて、軽量級バーサタイルロッドとして使っています。
このリールとの組み合わせなら、8lbラインで1/8ozのスモラバも使えますよ!
20年タトゥーラSV TWやSTEEZ CT SV TWなんかも相性抜群です!
使い心地
リールシートの弱点は改善出来る
賛否両論分かれるリールシートですが、確かにキャストの時に力を入れにくかったり、指が痛くなったりしますね。
これ、リールシートが原因というより、グリップが細い&滑るのが原因です。
グリップが細くて、セパレート部に向かって絞り込まれているので
上手く握れないのが原因です。しかもコルクが滑りやすいので尚更です。
これを改善するのは簡単です!グリップに『グリップテープ』を巻くこと!
これで一発で改善できます。
キモニー アナスパイラル グリップテープ ブラック (KGT109 BK) テニス kimony 価格:418円 |
感度を気にする人もいるかもしれませんが、大丈夫です。
大して変わりません。グリップ握る時はキャスティングの時ぐらいですしね。
もともと上手く握れてないから、手の平に伝わる情報量に大差ありません!w
やっぱり気になる感度
冒頭でも書きましたが、必要にして十分です。
ルアーのアクションもしっかり感じ取れますし
ワームを使っていても底が石なのか泥なのか、ウィードなのかは、しっかり感じ取れます。
当然、魚のアタリも分かりますよw
感度が気になる人は、ラインにフロロカーボンを選べば、まず間違いないと思います。
キャスティング
あくまで個人的な主観ですが、高弾性ロッドなので中弾性や低弾性ロッドなどと比較すればリリースタイミングは掴みづらいです。当然なんですけどね。
でもレギュラーファースト気味のテーパーのおかげで、上手く調整されていると思います。
ルアーが軽すぎると投げるのが少し難しいですが、3/8oz前後あれば、むしろ投げやすいです。
耐久性
月に丸2日分を2年半(冬場も使ってます)使いましたが
ロッドのどこかが壊れたことはありません。2年半で大体64日間ですね。
子持ちのサラリーマンにしては頑張って釣りに行ってますねw
ガイド破損やグリップの欠けもありません。
グリップのコルクがお安い仕様なので穴埋めのパテが目立ってきますが、グリップテープを巻いているのでOKです!!w
ロッドパワー
ロッド自体のパワーは、合格点だと思います。
9グラムのジグでもフッキングが決まるぐらいのバットです。
ですが、45センチくらいのサイズからバットパワーが少し物足りない感じにはなります。
ここはお値段分の性能ですね。この辺りを突き詰めたい人は、スティーズを買うしかないです。
魚を抜きあげられるのも45センチくらいまでならOKです。
キャスト出来る最大のウェイトは、表記通りの5/8ozぐらいですね。
ロッドのテーパー画像
テーパーはこんな感じ。ティップは少し張りがある。
グリップの長さ
グリップの長さは大事です。
公表していないメーカーも多いので、測定しました。
ロッドの重心
SVライトを装着したときの、ロッド重心です。
フォアグリップより若干前に寄っていますが、先重りは感じませんよ。
まとめ
総じて、非常に良くできたロッドです。驚きました。
もちろんハイエンドクラスに比べたら、感度やロッドバランスや特化した性能などは劣りますが、それも微々たる話です。
本当に一本で機動力を上げて使いたい人には、もってこいのロッドです。
ルアーのウェイト範囲が許容できれば、何でもこなせます。
組み合わせるリールで、バーサタイルにもベイトフィネス的にも使えてしまいます。
この価格帯でこの性能は、文句を付けたらイケナイレベルです。
特化した性能はないけどオールマイティ。ありきたりな表現ですが、まさにその言葉を体現したロッドです。
陸っぱりバーサタイルを体感したい人は要チェックですね❗️