【ワームフックの選び方】国産フックメーカー全て使った僕が紹介

HOW TO

こんにちは!SHIO-KEN(しおけん)です!

皆さんはワームに使うフックって、どうやって選んでますか?

ワームに合うサイズだから?刺さりが良さそうだから?はたまた何となく?

フックを選ぶのって、ワームより気軽に考えてませんか?

実は、ワームの種類や色を選ぶのと同じくらい超重要なんです!

あまり目立つ存在ではないフック。あまり深く語られることは少ないし、初心者の人や女子は、あまり気に留めないと思います。

でも、フックのチョイスをテキトーにするとフックが刺さった時並みに痛い目に会いますよw

今回はそんな目立たないフックについて、SHIO-KENがバス歴20年の間に有名所のメーカーは全て使った末に行き着いた、オススメと選び方をご紹介。

事実。フックで釣果は変わります。

フックメーカーのオススメ2社

世の中には釣り針メーカーは沢山ありますね!

がまかつ、カルティバ(オーナー針)、デコイ、グラン、Hayabusa(旧FINA)、RYUGI(ささめ針)・・・。

20年前とメンツは変わっていませんねぇ。RYUGI(ささめ針)がバス用に新規参入したくらい?

ルアーと違って、新規参入しにくいカテゴリーなのかも。

そんなフックメーカーで、オススメなのは2社だけです。

ズバリ!

Hayabusa(ハヤブサ)とRYUGI(リューギ)

です!!

まぁ、これに関してはかなり個人の好みも入っているので。

他のメーカーも製品は良いと思うんですが、イマイチ欲しいフックが無いんですよね。。。

がまかつは何を売りたいのか良く分からないし、カルティバはコレだってものが無いし。。。デコイは良いと思うんですけど、他でも代用が効くものが多くて。。。

結果、HayabusaとRYUGIが生き残った感じです。

まぁ、好きな釣りや通う釣り場によっても変わってくると思うので、

ベテランの人はスルーしてもらって構いません。

ただ、どの針をいつ、どんな時に使うかということは、初心者や女子は良く分からないと思うので、簡単ですが後ほど説明しますよ!

フックの基礎知識

フックの構造と名称

バスフィッシングのフック(針)の構造と各部の名称を簡単に説明しますね。

分からなくても覚えてくださいw

フックの構造と各部の名称

ちなみに、この記事では「掛かる」と「刺さる」を意図的に使い分けています。

意味としては「掛かる」は針先が魚に触れて少し刺さったことだと考えてください。

「刺さる」は「掛かった」後に針がブスッと本格的に刺さることです。

分かりにくいかもですが、掛かりが良い針(ストレートフック)と刺さりが良い針(オフセットフック)は、使うと明確に違いが出ます。

フックのサイズ(大きさ)

コレは、初めての人には分かりにくいかもしれません。

とりあえず、一般的には下のような表記がされていて、大きさも変わっていきます。

フックサイズと表記の関係

でも同じサイズ表記でも、メーカーによって若干大きさが違います。

これは、フックに統一された規格が無いからです(洋服とかと一緒ですね!ユニクロのSサイズと無印良品のSサイズは大きさ違いますよね!)

フックの種類

バスフィッシングで使うフックの種類は、主に2つですね。

①ストレートフック

一般的に釣り針と言えばコレ!という形ですね。一番イメージしやすいと思います。

HayabusaのFPPストレートというフック

うん!何とも良く刺さりそうな雰囲気がピンピンですね!実際は刺すには力が必要なんです。

針先が外側を向いている分、掛かりは良いですが根掛かりしやすいです。

使い所などは後で書きますね。

②オフセットフック

おふせっと??と疑問に思うかもしれませんが、ストレートフックとは違い、ラインを結ぶアイの下が曲がっているからオフセットフックと言います。

HayabusaのTNSオフセットフック

「変なカタチ。なにコレ刺さるの??」

僕もそう思うーw

バスフィッシングならではのフックと言っても良いです。

刺さらなそうに見えるけど、ストレートフックより弱い力でも刺さります。

針先が内側に向いているので、根掛かりしにくいです。

コレも含めて、使い分けは後で書きますね。

どのフックを使えば良いんでしょうか?

いよいよフックを選ぶ時の話ですね。フックを選ぶ時は以下のポイントがあります。少し難しいかもですが、とりあえずお付き合いください。

  1. ワームのサイズに合ったフックサイズを選ぶ
  2. キャスティングの距離で使い分ける
  3. ロッドの硬さで使い分ける
  4. 掛かりの良さと根掛かりを天秤に掛ける
  5. 刺さりと強度を考えて、針の太さを選ぶ

1.ワームのサイズに合ったフックサイズを使う

基本中の基本です!でも、初めてだと

「ワームに合うサイズ?分かるわけないじゃん。」

ってなりますよね。

残念ながら明確な基準は無いです。

「は?」

ってなると思うので、僕なりの基準をご紹介。

・フックのゲイプ幅がワームの太さの1.5〜2倍以上になるサイズ

コレが僕なりの目安です。

このサイズより小さいと、魚がワームを食べた時、ワームからフックがズレにくくなって針先が魚に刺さらなくなってしまいます。

あとは、ワームを泳がせてみて動きがぎこちなかったり、クルクル回ったりしなければOKです。

でもワームやフックの銘柄によっても変わってくるので、自分なりに試行錯誤していくことが大事です。

僕も未だに試行錯誤ですが、コレが楽しいんですよw

メーカーによっては、パッケージにオススメのサイズが書いてあったりするので、参考に出来ますね!

あと、フックはワームが真っ直ぐになるように刺さないとダメですよ!

ワームが伸びた状態になったり、曲がった状態になるようだとサイズが合ってないか、刺し方にセンスが無いかのどちらかです!

2.キャスティングの距離で使い分ける

いきなり難しそうかな?でも重要なので頑張って読んでください。

フックを魚の口にグイッと刺すことを「フッキング」と言いますが、フックはなるべく口の奥の上顎に刺したいんです。

理由は一番バレにくい(魚から針が抜けて逃げちゃうこと)からです。

で、その口の奥に刺しやすいフックは「ストレートフック」です。

理由は、ラインでフックを引っ張る方向より、針先が外側に向いているので

口の奥で針先が刺さるキッカケ(掛かり)を作りやすいからです。

でも、ラインで引っ張る方向と針先の向きが同じでは無いので、より強い力で引っ張らないと刺さりません。

ここでピン!ときたあなた!相当釣りのセンスがあります!

強い力で引っ張らないと刺さらないということは、距離が遠いと刺さりにくいということです!

なぜかって?

距離がある分、ラインが長くなるためフッキングした時にラインが伸びて、実は大して針先に力が加わっていないんです。

なので、遠くに投げる時にストレートフックは向いてません。

逆に遠くに投げて使いたいときは、「オフセットフック」の出番です。

オフセットフックは、ラインで引っ張る方向と針先の方向がほぼ同じなので

ストレートフックより弱い力でフックを刺すことができます。

その反面、針先が内側を向いているということなので、魚がワームを食べても、口の中で刺さりやすいところまで、針先が滑って刺さるので、皮が薄い口元に刺さります。

皮が薄い口元は、魚が掛かってグリグリ寄せてる時に、皮がプチッと切れてバレる時があります。

なので、無理にやりとりしないで、大胆かつ繊細に引っ張ることが重要になってきます。

まとめると

・近距離(15m以下くらい)はストレートフック

・遠距離はオフセットフック

です!

3.ロッドの硬さで使い分ける

コレは単純です、硬いロッドだったら多少距離が伸びてもストレートフックが使えます。フッキングの力が強くなりますからね!

ただ、太い軸のオフセットフックもあるので、使い分けて下さい。

柔らかいロッドはフッキングの力が弱いので、ほぼオフセットフック一択ですね(中にはマス針などがありますが、今回は無しです)。

ちなみに、使うラインの特徴を覚えておくことも重要です。

ラインの材質によって伸びが違います。

ナイロンライン>フロロカーボンライン

ナイロンの方がフロロより伸びます。ナイロンは遠くで掛けると強くフッキングしないといけません。

ラインの太さでも同じです。

細いライン>太いライン

の関係です。コレは簡単ですね!

まとめると

・硬いロッドだと、多少距離があってもストレートフックが使える(もちろんオフセットフックでも太軸なら硬いロッドでもOK!)

・柔らかいロッドはオフセットフック。

4.掛かりの良さと根掛かりを天秤にかけてフックを選ぶ

掛かりが良いのは、引っ張る方向より針先が外を向いているストレートフックと先ほど説明しましたね。

でも、オフセットフックでも掛かりの良さを出すために、針先の向きを外側にしているものがあります。

そうすることで、オフセットフックの弱点だった、刺さるためのキッカケ(掛かり)を作りやすくしているんですね!

反面、根掛かりしやすくなることと、フッキングに力が必要になります。

なので、あまり障害物でゴチャゴチャしていない場所で、とにかく針先を魚の口に掛けたい時などに使います。

Hayabusa D・A・Sオフセット

5.刺さりやすさと強度を考えて、針の太さを選ぶ

フックにはメーカーの中で太さが数種類あります。

太いものから細いものまでラインアップされていることが多いです。

単純に、太いと刺さりより強度重視。細いと強度より刺さり重視ですね。

ロッドの硬さ、ラインの太さで最適な針の太さは違います。

柔かいロッド/細いラインなら細軸のも

硬いロッド/太いラインなら太軸のもの

を選びましょう!

これも釣りをしていけば、自分の中で最適なバランスが見つかると思います。

この辺も試行錯誤して、自分なりのベストを見つける作業です。

これも楽しいですねぇ!!

上がヘビーワイヤー(太軸)
下がミディアムワイヤー(太軸より細い)

まとめ

いかがでしたか?バスフィッシングを始めたばかりの人や女子には難しかったかも。。。

たかがフック・されどフック。フックの使い分けを意識できるようになると釣りの幅がグンと広がりますよ!

でも「いきなりハイレベルすぎて結局何が良いのか分からないわ!」

という人は、とりあえずHayabusaの「TNSオフセット」を使えば間違いありません!(ここまで書いといて結局これか!)

TNSを使っていって、違うフックの必要性を感じたら追加していけばOKです!

「オススメのフックとかを紹介して欲しかった。。。」

はい分かりました!次の記事のネタにします!

では長文に付き合ってもらい、ありがとうございました!!