みなさんこんにちは❗️SHIO-KENです❗️
今回はダイワのリベリオンのインプレです。
ネットでは、実際のインプレがあまり出てこないですね。あんまり売れてないんでしょうか?
見た目の賛否はありそうですが、手頃な価格帯で性能が良さそうなシリーズって
ダイワで言えば、この「リベリオン(REBELLION)」ですよね。
エアエッジの後継ということで、発表当初から気になっていました。
エアエッジもすごく良い竿でしたからね。
【使い込みインプレ】エアエッジ 6101MB・E【おかっぱりで万能】
でもネットを調べても、あんまりインプレらしい物が出てこず。。。情報が少ない。。。
これは、人柱になれということか??
ということで、思い切ってゲットしました。「742ML+FS」です。
20年以上愛用していた、メガバスのF1-67XSが
流石に腰が抜けてきて、べにゃんべにゃんになってしまい身代わりを探してました。
最近は陸っぱりがメインなので、7フィート以上でティップがしなやかだけど
全体的にパワーがあるスピニングを考えていたら、ちょうどこの「742ML+FS」がぴったりそう。
しかも2ピース。そこまで性能にこだわらなくてもね。
「ゆる〜く行こうよ。」という気分だったのです。
Contents
結論 ライトリグが得意なオールラウンダー。陸っぱり新基準レベル。
さっそく結論ですが、個人的にはかなり気に入りました。
何がかというと、
・ソフトティップのおかげで1/16ozクラスのライトリグでも操れる
・ソフトティップだがルアーのスタックを外せる絶妙な硬さ
・ティップにルアーウェイトを乗せて、ヒョイっと投げれる。
・3/16oz前後の軽量プラグもキャストしやすく、使いやすい。
・飛ぶ。
・これ一本でスピニングの釣りをこなせる器用さ。
・長いのに感度が良い。
・長いのに軽い。
とにかく味付けが絶妙です。
ライトリグ、プラグどちらもこなせる。しかも飛ぶ。
極端なライトリグは流石に向かないけど、実際そこまでのモノって
普段の陸っぱりでは出番が少ないですよね。
ロングロッドを探してる人には、是非手にとってみて欲しいロッドですね❗️
そして、確実に前作のエアエッジからの進化を感じ取れます。
リベリオンとは
リベリオン(REBELLION)は、ダイワから2020年に発売された
コストパフォーマンスに優れた新しいロッドシリーズです。
2017年に発売された「エアエッジ」シリーズの実質的な後継機種となっています。
ラインナップの幅も広く、初心者から玄人好みの物まであり
かなり幅広いニーズに答えられるラインナップになっています。
製造精度を高められたバイアス構造・X45を搭載したブランクス
ブランクスには、バイアス構造とX45を採用しているのはエアエッジと同じ。
今回は、製造する際の巻き精度を高めているようですね。
より図面に近い、狙った性能を発揮できる製造方法を採用しているようです。
コストアップ最小限で出来ることは何か??と考えた結果なんでしょうね。
ブランクスの材質はHVFだがエアエッジより高弾性化
ブランク材質はHVFから変更はないものの、エアエッジよりカーボンを高弾性化しているようです。
具体的にどのぐらいの弾性率かは不明です。
軽量になったのは、高弾性化のおかげ??でしょうか(それともリールシート?)
巻きピッチを細かくしたブレーディングX
エアエッジとリベリオンを見比べると、同じブレーディングXでも違いがあります。
リベリオンはエアエッジより、ブレーディングXのピッチが細かいです。
簡単に言うと、たくさんX巻きされています。
使うと分かるんですが、キャストが不思議と決まるんですよ。
おそらくブランクスのブレが抑えられているからだと思います。
これはブレーディングXの効果ですね。
ステンレスSiCガイド搭載
この価格帯ではお決まりのステンレスSiCガイド搭載です。
フレームの種類は。。。今度調べます。
エアセンサーシート
リールシートはエアエッジから一新されました。
上位機種で採用実績があった「エアセンサーシート」に変更になっています。
カーボン繊維が入ったリールシートで、シマノのCI4+と一緒ですね。
カーボンの密度がどのくらいかは分かりません。
カーボンのおかげで高感度というよりかは
多少の軽量化で感度が上がると言ったモノだと思います。
世の中には樹脂にガラス繊維を入れて強度や剛性を上げている物が
たくさんありますが、それのカーボン繊維版だと思います(PPGとかPA6-Gとかです)。
リベリオン742ML+FSのスペック
リベリオン742ML+FSのスペック表になります。
不思議なのが重量。1ピースより2ピースの方が軽いんですよ。
741ML+FSは107gで、2ピースの方が5g軽く出来ています。
何故なのかはよく分かりません。普通2ピースの方が重いイメージですよね。
1ピースと2ピース、どちらも持ち比べたんですが
若干1ピースの方が持ち重り感は少ないです。若干ですけどね。
2ピースは継ぎ目の幅が小さいので、かなり持ち重り感の向上に寄与してそうですね!
しかし102gってメチャクチャ軽いなぁ。
スティーズのキングボルトが6フィート8インチで97gですよ。
8インチも長いのに5gしか重くなってないとは。。。
ちなみに681ML+FSは94g。キングボルトより軽い。。。技術の進歩はすごいですねw
全長(m) | 継数(本) | 仕舞(cm) | 自重(g) | 先径/元径(mm) | ルアー重量 (g)/(oz) | ライン(lb) | カーボン含有率(%) | 価格(¥) | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
742ML+FS | 2.24 | 2 | 116 | 102 | 1.7/11.9 | 2.7~14 3/32~1/2 | 4~8 | 99 | 27500 |
謳い文句としては
“繊細ティップによる喰わせと遠投性能に突出するロングパワーフィネススピン。ビッグレイクのウィードフラットや大河川で投げた先のリグも強靭なバットパワーが上顎を貫き、不意の大型も瞬時にカバーから引きはがす。長尺ながら携帯性に優れる2ピースも揃えた。”
確かに繊細なティップを備えています。そしてバットパワーも強力です。
まさに謳い文句通りの性能です。使えるルアーも幅広いですね❗️
リベリオン742ML+FSの特徴
このロッドを使った時に、特徴的に感じたポイントを紹介します。
個人的な好みもあるので、あしからずw
①ソフトティップかつ強靭なバット
一番気に入ったのはティップです!
ソフトだけどソフトすぎない絶妙な硬さのティップを備えています。
このティップのおかげで、ライトリグもこなせるし
繊細なシェイキングもお手のもの。
ティップにルアーのウェイトを乗せて、ヒョイっと投げたりするのも得意です。
振りかぶれない狭い場所でも、案外キャスト出来てしまうんですよね❗️
でもバットは強力なので、2/0くらいのフックなら貫通させられます。
なかなか面白いロッドです❗️
②ワームから巻物まで。ルアーを選ばない万能性。
繊細なティップのレギュラーテーパーというか、先端が曲がらないファーストテーパーというか
そんな絶妙なロッドなので、キャスト出来るウェイト範囲であれば
ワームでも巻物でも使えてしまいます。
3/8oz以下なら、ベイトタックル要らなくなります。
そのぐらい汎用性が高いです。キャスタビリティはベイトに軍配ですけどね。
でもフリーフォールや遠投性はスピニングに軍配なので
やりたい釣りでベイトと使い分ける選択肢が増えました。
③圧倒的な飛距離
7フィート4インチのレングスで、遠投性能は抜群です❗️
軽いルアーも気持ちよく飛んでいきます❗️
軽いメタルバイブやライトキャロライナなどは大得意ですよ❗️
④レングスを活かした釣りが可能
陸っぱりで岸際に立てなくても、長いレングスを活かして
藪や草むら越しでもロッドを出せて釣りが出来ちゃいます。
ショートレングスのロッドじゃ投げられない場所でも
釣りが出来ちゃうんです❗️これだけでも大きなメリットですよ❗️
僕が長いロッドが欲しいのは、この利点が大きいからです❗️
あと、ラインメンディングの自由度もあるし
テトラなどでも、ルアーとラインの角度を付けやすいので根掛かりしにくくなります。
ロングロッドは繊細な操作が苦手なのはあるけど
デメリットよりメリットの方が大きいですよ❗️
⑤2ピースだけど性能に不満なし
今回はあえて2ピースを購入したわけですが、冒頭に書いたように
「ゆる〜く行こうよ」という気分だったわけです。
ですが、もう一つ目的がありました。
それは「最近の2ピースの性能を見ておきたかった」からです。
皆さんもご存知の通り、最近は物の輸送費が上昇して釣竿はモロに影響を受けています。
だから、最近はグリップジョイントの1ピースロッドや2ピースのラインナップが
各社から増えて来ています。少しでも輸送費を下げるためですね。
下手したら、2万円台以下のロッドからは1ピースのラインナップが消える時代が来ても
おかしくないと感じているからです。
でも、安心しましたよ!
2ピースだけどベンディングカーブも綺麗だし、感度も良好。
1ピースと遜色ないロッドになってます!
リベリオン742ML+FSで使えるオススメルアー
リベリオン742ML+FSの汎用性を活かして使えちゃうルアー・リグ達を紹介します!
ぶっちゃけてしまうと、なんでも出来ます。
ネコリグ
4インチ以上のワームであれば、ネコリグは大得意!
繊細なティップは誘いも得意だし、食い込みも優秀。
カバー際でも安心のパワーがあって、スナッグレスネコリグで使う
NSSフック(#2くらいまで)でも、フッキングさせられるパワーがあります。
ノーシンカー
こちらも4インチ前後のワームであれば、ネコリグ同様扱いやすいです。
エアエッジより感度が向上して、小さい当たりも分かりやすくなっています。
イモグラブ40やドライブクローラー4.5など得意分野です、
ライトキャロライナ
陸っぱりのライトキャロライナにはベストロッド言っても良いくらいマッチします。
1/8〜1/4ozのウェイトが使いやすいです。
キャロライナをやるときはPEラインと組むと操作性と感度が向上してオススメ❗️
ジグヘッド
ジグヘッドも得意分野!
特にジグヘッドワッキーの使い勝手が非常に良い!
引き抵抗が大きくなるから、このぐらいのロッドが使いやすいです!
スモラバ
〜3.5gくらいのスモラバも大得意!
カバーの中にだって投げ込めるし、ティップが繊細な動きを演出させやすい。
ガードがしっかりしてるラバージグでも、フッキングが決まります!
ダウンショット
ティップがシェイキングしやすいので、ダウンショットもGood!
1/8ozくらいのちょい重めのウェイトで、ワッキーダウンショットが使いやすいです!
シンキングスイッシャー
5gくらいの軽量な物でも、かなり飛距離を出せます。
ティップにウェイトを乗せて、チョイ投げも出来て便利。
このロッドのティップはトリプルフックのルアーでも、絡めとるように掛かります。
ジャークベイト
長さがあるのでジャーキングはやりにくいけど、慣れれば問題なし。
90mmくらいまでのジャークベイトなら、しっかりアクションさせられます。
クランクベイト
意外といけちゃうのがクランクベイト。
ブリッツクラスのクランクなら普通に使えるw
さすがに1/2oz当たりのミディアムダイバーは厳しいですけどね。
使い心地
ここでは各部の使い心地をメインにインプレしてみたいと思います。
リールシート
新しくエアセンサーシートになりましたが、リーリシートが高感度・・・という感じはしません。
スピニングは、あまりリールシート自体が触れる面積が大きくないですしね。
ただ握り心地は良いです。ナットも今のところ緩んだりしてません。必要十分です。
あ、今回からセパレート部のフックキーパーが無くなりました。
EVAグリップ
EVAが硬い感じがします。感度向上のため??軽量化??最近のトレンドなんでしょうか。
触り心地はサラサラな質感です。
もう少しグリップしてくれても良いかな?ちょっと滑りやすいかも。
感度
感度はエアエッジより向上してます。
これはブランクの高弾性化や軽量化の賜物なんでしょう。
う〜ん、ここまで来ると最高峰ロッドのスティーズに肉薄レベルな気が(コンパイルXには勝てないけど)。
ガイドをチタンにしたら、もっと良い感じのロッドになりそう。
いつかチタンガイド化はしてみたいですね。
ロッドの番手的にも、他のシリーズに無いですしね。
キャスト性能
今回驚いたのは、キャスタビリティの高さ❗️
ホントに狙ったところに飛んでいくんです❗️❗️
これはエアエッジを明らかに凌駕してます。
僕が持ってるマシンガンキャストタイプ2より良いかも。。。(汗)
ブレーディングXの進化が確実に貢献している模様です。ヤバイぞこれは。
ロッドバランス
レングスを考えれ先重りは優秀なレベルでしょう。
全く重く無いわけではありませんが、問題ないレベルです。
1ピースの方が、先重り感は和らいでます。少しですけどね。
7フィート4インチも必要ない人は6フィート8インチがオススメ
「7フィート4インチは長すぎるよっ」て人は
こちらは同じパワーレンジで、操作性を重視したレングスになってますね。
持った感じは、こちらの方がバランスも良いし軽いので、より万人向けなロッドに仕上がってそうでしたw
まとめ
エアエジの6101MRBを使ったときも
「この価格帯のロッドのレベルもここまで来たか。。。」と驚きました。
はっきり言ってひと昔前のハイエンドモデルに肉薄する性能だったからです。
ですが、今回のリベリオンはエアエッジを超えてます。
特にキャスタビリティと感度、ロッドの操作性では確実に超えてます。
そして、今回紹介した「742ML+FS」。
長いにも関わらず、軽量・高感度で使いやすい。
進化したブレーディングXでロングロッドのキャスタビリティ不足を補っています。
そして絶妙なティップとパワーで、様々なルアーが使えてしまう。しかも2ピース。
まさに、陸っぱりスピニングの新基準レベルの出来栄えと言っても良いのではないでしょうか。
リベリオン。使ったら必ず驚きますよ❗️