皆さんこんにちは!SHIO-KEN(しおけん)です!
この記事にたどり着いた方は、いま使っているロッドに多少不満があるのではないでしょうか?
「もう少し持ち重りを軽減したい」、「竿さばきを良くしたい」、「もう少し飛距離が欲しい」、「もう少し感度を良くしたい」
そんな「あと少し」を解決する方法があります。
それは「ガイドの交換」です!
実際、僕も自分のロッドのガイドを交換して、不満だった持ち重り感を軽減しました!
その事例も踏まえてチタンガイド&トルザイトリングの効果を紹介しようと思います!
ガイドでロッドは生まれ変わります。
Contents
目次
- チタンガイド&トルザイトリングとは?
- ガイドをチタン・トルザイトに交換するメリット
- 実際にダイワのブレイゾン741XHBのガイドを交換してみた
- ガイド交換後のブレイゾンを体感してみた
チタンガイド&トルザイトリングとは?
チタンガイド&トルザイトリングは、ロッドガイドで世界シェアTOPの富士工業が販売しているガイドでね。
ガイドフレームがチタン合金or純チタンで作られており、最も普及しているステンレスガイドより軽量で耐腐食性に優れいて、強度も高いと良いことづくめです(値段が高いこと以外は)!
チタン合金の比重は4.43、ステンレスが比重7.9なので同じ形状であれば約42%も軽くなります!
トルザイトというのは、富士工業が独自に開発したセラミックの名前です。独自に開発したということで、材質自体が何をベースにしているのかは分かりませんねぇ。
有名なSiCリングは炭化ケイ素(Silicon Carbide)の化学式がそのまま商品名になっていますね。
で、トルザイトというセラミックはSiCより強度が高いらしく、SiCリングより薄く作れるらしいです。
なので同じリング内径だとリングの肉厚が薄くでき、軽量化できるということです。リング外径を同じにすると、内径をUPできるので飛距離を向上させることができると、富士工業は主張しています!
もっと知りたい人は、富士工業のホームページを見てくださいね❤️
ガイドをチタン・トルザイトに交換するメリット
いま持っているロッドのガイドは何が着いているでしょうか?
もし最新のハイエンドモデルを持っていたら、チタン・トルザイトに交換しても恩恵は少ないです。
だって最初からハイエンドなガイドが付いてますから、差を感じにくいですよねw
恩恵を感じるのは、古いハイエンドモデルを使っている人や、エントリーモデルでステンレス・アルコナイトリングなどの廉価装備を使っているロッドです。
で、これらのガイドをチタン・トルザイトに交換するメリットは
- 持ち重りの軽減
- 感度アップ
- 飛距離アップ
- 対腐食性の向上
- 見た目性能アップ
といったところです。
では具体的に説明します。
持ち重りの軽減!
ロッドの持ち重りは、リール装着時のロッドの重心が、手首より前にある場合に起こります。
簡単に言うと、テコの原理です。
手首を支点にして、ロッドの自重(性格に言うとロッドの重心にかかる慣性モーメント)がロッド自体を下向きに押しているんです。
で、この手首にかかる力を慣性モーメントと言います。
テコの原理なので、押す力を小さくすれば手首の負担も軽くなりますよね!
だからガイドを軽量化して、手首に掛かる力を軽減するんです。
「ガイドぐらいの重さじゃ効き目無いんじゃないの?」
普通に疑問に思いますよね。
慣性モーメントは距離×力なので、ここで言うと
手首からガイドの距離×ガイドの自重
になります。
なので、ロッドのトップガイド(1番先端のやつ)が1番効果あります。
超ざっくりですが、ステンレスからチタンに交換した時の慣性モーメントは、先程の比重差から、42%減少します。
ね、スゴイでしょ?
感度アップ!
ガイドをチタンにすると感度が向上するのは、広く知られている?と思います。
では、なぜガイドをチタンにすると感度が向上するんでしょう?
これもチタンによる軽量化の恩恵なんです。
ガイドが軽くなると、慣性力(そこに留まろうとする力)が小さくなります。
なので、ラインを伝わってくる微妙な振動に敏感に反応してくれるようになります。
結果、振動が人間に良く伝わることで感度がアップするんですね!
飛距離アップ!
これはトルザイトリングによる恩恵ですね。
トルザイトは強度が高いので、SiCやアルコナイトよりリングを薄くつくれます。
なので、必然的に内径が大きくなるのでラインの抵抗が下がるんですね!
飛距離が伸びるのはラインの放出抵抗が下がるためですね!
耐腐食性の向上!
これは単純に、チタンはステンレスより腐食に強い材料だからです。
腐食に強いからといってメンテを怠るとトラブルの元なので注意してください。
見た目性能アップ!!
トルザイトリングは薄いので、全体的に見た目が引き締まります!
ガイドを交換すると必然的にスレッド(ガイドを固定している糸)を交換することになります。
その時に好きな色のスレッドを使えば、ロッドを見るたびに気分が上がりますよ❗️
実際にダイワ・ブレイゾン741XHBのガイドを交換してみた
実際にSHIO-KENが持っているブレイゾン741XHBのガイドをチタン・トルザイトリングに交換してみました。
このブレイゾン741XHBなんですが、ブランクは良さげなんですが持ち重りを何とかしたいと、以前から思っていたんです。バランサーウェイトを使うのが手っ取り早いんでしょうが、持ち重りは軽減されても結局重くなるし。。。
ブレイゾンの標準装備はステンレスガイド・アルコナイトリングです。
このアルコナイトリングとやらは、富士工業の製品なのですが一般には販売していません。
おそらくロッドメーカーにしか卸していないんでしょう。ガイドサイズも微妙に富士工業の既販製品と違います。
アルコナイトという名称からアルミナというセラミックの仲間だと思いますが、どうなんでしょうね。材料が分からない事には物性が不明なので、アルコナイトリングの事は「安いリング」程度に覚えておく事にしましょう!
ちょっと話が脱線しましたが、ブレイゾンのガイドをチタン・トルザイトに自分で交換です!
スレッドにメタリックレッドを選んで大正解!超カッコイイです!
これだけで世界で一つだけのMyロッドですよ❗️
ちなみに、外したブレイゾンのステンレス・アルコナイトガイドの総重量は約3グラムでした。
今回使ったチタン・トルザイトガイドの総重量は約2グラムです。
0.1グラム単位まで計測しかったんですが、お料理用の重量計の限界です(嫁に変な事に使うなと怒られたw)。
ともあれ、約33%の軽量化ですよ!
しかも販売しているガイドサイズの都合上、TOPガイドと8番ガイドはブレイゾンのステンレスガイドより大きいサイズです。にも関わらず33%の軽量化ですよ。凄いですね!
実際にガイド交換後のブレイゾンを体感してみた!
これで終わっては机上の空論。33%の軽量化の恩恵が感じられなければ価値はないわけです。
いよいよ、ワクワクを抑えながら釣り場に向かいます。
そして1オンスのヘビキャロをキャスト!
・・・・!!なんかいつもより、「スー」っと伸びた。。。
こ、これがトルザイトの威力か!
しかも、狙い通り持ち重りが軽減されている(全く重くないわけじゃないですよ)。
そして一番驚いたのは、竿さばきや細かい操作が楽なこと!!
STD状態だと凄く大味なロッドで、細かい操作をする気にならなかったんですがガイドを交換したら微妙なシェイキングも苦にならない!
これには一番驚きました!慣性モーメントって影響度大ですね!
感度?もちのろんで向上してますよ!
いやーガイド交換して良かったです!交換は手間が掛かったんですが苦労が報われました。
ガイドの交換方法などは、別記事にUPしますね。
最後まで読んで頂きありがとうございました!
では別記事でまたお会いしましょう!
by SHIO-KEN