こんにちは!SHIO-KEN(しおけん)です。シマノとダイワ。
バス釣りをしている人で、この2大メーカーを知らない人はいないでしょう!
そう!シマノとダイワです!
過去記事で釣りガールにはシマノとダイワのロッドをゴリ推ししましたが、その理由を説明します!
釣具業界の真実が分かるかも?
Contents
まずはロッドの構成を解説
ロッドの話をしていく上で、ロッドを構成する各部品を紹介しておきますね。
各部品が分からないと、以降の内容を読むのが厳しいと思うのでw
ブランクス
ロッドのメインである棒の部分です。カーボン(炭素繊維)シートを巻いて作られているのがカーボンロッド。ガラス繊維のシートで作られているのがグラスロッドです。
ガイド
ラインを通す部品ですね。ガイドの枠と内側のリングに分けられます。
ガイドの話も長くなるので、今回は省略です!
リールシート
リールを固定する部品です(説明短いっ!)
フォアグリップ
リールシートの前の部分の部品です。コルクやEVAという材質で出来ているのが一般的です。
グリップ
読んで字のごとく、握る部分です。こちらもコルクやEVAが主流です。
とりあえず、この5つだけ頭に入れておいてください!
ロッドメーカーには大きく分けて2つある
巷には沢山のロッドが売られてますよね!
シマノやダイワ、メガバス、エバーグリーン、アブガルシア 、ノリーズetc…
でも、全部のメーカーが一からロッドを作っている訳では無いんですよ!
ロッドのメーカーには「ブランクスを生産出来るメーカー/出来ないメーカー」の2つが存在します(もはや後者はメーカーというよりブランドですね)。
ブランクスを作れるメーカーが真のロッドメーカー
「ロッドのブランクスを生産出来るか?ってどういうこと?」
疑問に思いますよね?
実は、ロッドのブランクスの生産設備を持っていないブランドは、生産設備を持っているメーカーに生産を委託しているんです!
要は「ロッドをオーダーメイドして、なおかつ製品の生産もお任せ」ということです。
このような形態を「OEM(original equipment manufacturer)」生産と言います。
生産設備を持っているOEMメーカーに生産を委託するんですね!
中には、ブランクスはOEMメーカーに作ってもらって、自社で塗装・ガイド・リールシートの取り付け等の組み立てをしているブランドもあるかもですが、基本的にはOEMメーカーに丸投げが多いと思います。
ロッドのブランクスを作れるメーカーは少ない
日本でロッドのブランクスを作れるメーカーは意外と少ないんです。
代表的なところだと
- シマノ
- ダイワ
- ヤマガブランクス
- 天竜
- がまかつ
- オリムピック
あとは韓国や台湾、アメリカ(セントクロイやノースフォークなど)などのブランクスメーカーですね。
シマノとダイワはOEMは受託していないはずなので、必然的に残りのメーカーがブランクスを提供していることになります。中でも最近は韓国や台湾などのメーカーがほとんどじゃないでしょうか。
ちなみに、ロッドに不可欠なガイドとリールシートですが、「富士工業」がほぼ市場を独占しています。
シマノとダイワ以外のロッドのリールシートは、ほぼ富士工業製のものが装着されています。なので、ブランドは違うのにリールシートは一緒。。。ということになります(塗装して誤魔化してたりしますけどね)。
シマノとダイワが優れている点
いよいよシマノとダイワが優れている点の解説です!
この2社はブランクス/リールシートの開発・生産まで一括して自社で行なっているため、より完成度の高いロッドを作れることになります。
ブランクスもリールシートも作れないブランドは、ブランクスもOEMメーカーの都合で性能の自由度がなかったり、リールシートは富士工業の既製品しか使えなかったりと、妥協する部分が多く発生しているはずです。
なので他のロッドブランドと差別化できるのは、塗装とグリップの形状ぐらいしかない。。。
しかも、シマノとダイワは他のOEMメーカーより圧倒的に企業規模が違います。そのため資本力があるので、新しい製法が可能な生産設備を購入したりそのための商品の開発費も他のOEMメーカーより豊富です。
また、ガイドやブランクスの材料であるカーボンシートも一度に大量に購入できるため、安価になります。
販売網も世界中にあるので、同じロッドを世界各国に販売して1本あたりのコスを下げています。
そして、生産コストが安いタイや台湾、中国などで生産することで製品価格を下げることに成功しています。
要するに、性能が良いものを安く作れるところがシマノとダイワの優れているところなのです。
その結果、シマノのエクスプライドやゾディアス、ダイワのエアエッジ やブレイゾン、クロノスなど低価格でも性能が高い商品を販売できるのです!
「中国とかタイで作ったロッドなんて平気なの?」
みなさん、きっとこう思いますよねw
大丈夫です!シマノもダイワも自社の品質基準に沿った製品しか世の中に出しません!
みんな大好きiPhoneも中国製です。でもみんな満足して使ってるわけです。
タイや中国で作った製品の品質が悪いというのは、先入観が大きいですよ。
だから安心してシマノとダイワのロッドを買いましょう!
他のメーカーのロッドは割高である
ここまで書いておいて何ですが、僕は他のメーカーのロッドを否定している訳じゃないですよ。念のためw
何でも新しい技術を使ったロッドや最新の材料を使ったロッドが釣れるロッドではないですし、シマノ・ダイワ以外のメーカーでも素晴らしいロッドは沢山あります。
ただ一つ言えるのは、企業規模を生かした生産をしているシマノ・ダイワは、他メーカーのロッドと同じ価格帯であれば性能は上です。
OEMを使っているブランドは、OEM先にお金を払います。そして自分のとこでもマージンを取ります。そして宣伝費も掛けて、有名プロと契約して契約金も払います。
そうしないとブランドの信用性が保てないので、宣伝にお金を掛けざるを得ません。
そのコストは全て製品価格に反映です。
シマノ・ダイワなら2万円で作れたものが、他のブランドだと3万円とかになったりする訳です。下手したら、もっと差が開くでしょう・・・。
ただ、他メーカーの良いところは、万人受けを狙わずに個性的なロッドを作れるところです!
なので、どんどん釣りを覚えていって、より具体的にやりたい釣りが見えてきたら、他のメーカーのロッドを使ってみるのが良いと思いますよ!
まとめ
・ロッドはブランクス/ガイド/リールシート/グリップから構成されている
・ロッドメーカーにはブランクスを作れるメーカーと作れないブランドがある
・ブランクを作れないブランドがOEMメーカー(ブランクを作れるメーカー)に、ロッド生産を委託している。
・シマノとダイワは自社でブランクスとリールシートを開発しているのでロッドの完成度が高い。
・シマノとダイワは他のメーカーに比べてロッドを安く作れる。
・他のメーカーはシマノ/ダイワに比べると、どうしても割高にしか作れない。
・他のメーカーは万人受けを狙わず、個性的なロッドを作れるので相性が良い人はドンピシャにハマる。
以上です!
それぞれのメーカーやブランドの特徴を良く理解することで、自分に最適な一本が見つかりますよ。
もし釣りを始めたばかりなら、シマノ・ダイワを買えば間違いないです!